オルゴールの小さな博物館を訪ねて

AAFC エッセイ 探訪記
訪問日
2013/03/29
報告者
佐藤 久男
 


     創立30周年記念の5月上旬に閉館する護国寺のオルゴール博物館を見学した。

  3月29日(金)午後2:30分に講堂に集合、3時から若い女性の説明者から約1時間に亘って講堂の周囲に
展示されているオルゴールの説明、演奏を聴いた。

           

 鋼鉄のピンの先をディスク、円盤の突起で弾いて音を出し、木製の共鳴箱で拡大して音楽を奏でる装置だが信じ
られないほど美しく、豊かな音響で音楽を奏でる。

  約20台ほどのオルゴールを順番に聴いて行くが、メーカー、方式などが異なると微妙に音色が変わるのが面白い。

  シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、ストリートオルガン、オートマタ(自動人形)、自動ピアノ、蓄音機など
様々な名機が演奏された。

  動力は手巻きのゼンマイを使用し、電気は一切使用していない。 装置が精巧のため、極めて高価で王侯貴族、
金持ちでないと購入できなかったが大量生産により酒場などでも置けるようになった。
コインを投入して好きな曲を演奏するジュークボックスである。

現在は観光地などでオルゴール博物館がどこでも見られるようになったがこの博物館は我が国最初の博物館である。

  閉館は30年経ち役目を終わったのと、後継者問題などで展示品の処分などはまだ決まっていないそうだ。

特徴ある素晴らしい博物館が消えるのは誠に残念で大きな損失だが、事情が事情だけに仕方が無いのかも知れない。
 
閉館直前にメンバーが見学できたのは幸いであった。

   

   終了後は後藤さんのアレンジで神田の中華料理店 「味坊」 でビール、紹興酒などで歓談しました。

          

以  上